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上ノ大作

Daisaku Ueno

 上ノ大作は1970年北海道生まれ。苫小牧高専の機械工学科を卒業後、金属製モニュメントやオブジェの製作会社で設計の仕事に就く。退社後の2003年に北広島市の森の中に工房と薪窯(穴窯)を自作、北海道内の鉄分の多い粘土を手掘りし、薪で6日間かけて焚き上げる「南蛮」と呼ばれる焼き物を作り、個展を中心に発表。07年からは陶以外にも木や竹等の自然素材を用いた作品を作り始め、近年は竹ひごを使って展示空間に合わせてその場で制作する作品も手がける。野外彫刻展では、展示場所に直接粘土で形を作り、それに合わせて窯を作る大型の陶芸作品や、展示場所の周りにある素材を使ったインスタレーションの作品を発表、国内外のレジデンスでの作品制作、小学校や美術専門学校でのワークショップも行なっている。