ARTISTS

瀧本幹也

Mikiya Takimoto

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭「CHAOS 2020」(妙満寺、京都、2020)での展示風景

「建築 × 写真 ここのみに在る光」(東京都写真美術館、2018)での展示風景

「CROSSOVER」(ラフォーレミュージアム原宿、東京、2018)での展示風景

「CHAOS」(Clémentine de la Féronnière、パリ、2018)での展示風景

「FLAME / SURFACE」(CANON GALLERY S、東京、2017)での展示風景

「LAND SPACE」(MA2 Gallery、東京、2011)での展示風景

 瀧本幹也は1974年愛知県生まれの写真家、映像作家。藤井保氏に師事後、98年より写真家として活動を開始する。代表作に、ドイツの造形学校バウハウス・デッサウを構成的にとらえた『BAUHAUS DESSAU ∴ MIKIYA TAKIMOTO』(2005)、世界7大陸を巡り観光地の非日常性に集まる人々を撮影した『SIGHTSEEING』(2007)、LOUIS VUITTONと音楽家・坂本龍一が創立したmore treesと協働して行われたアートワーク『LOUIS VUITTON FOREST』(2011)、地球の原風景「LAND」と、文明の象徴としての宇宙開発「SPACE」の相対するシリーズをまとめた『LAND SPACE』(2013)のほか、『GRAIN OF LIGHT』(2014)、『Le Corbusier』(2017)、『CHAOS』(2018)、『PRIÈRE』(2021)などがある。

 近年の展覧会では、「CHAOS」(Galerie Clémentine de la Féronnière、パリ、2018)、「CROSSOVER」(ラフォーレミュージアム原宿、東京、2018)、「建築 x 写真 ここのみに在る光」(東京都写真美術館、2018)、「CHAOS 2020」(妙満寺、京都)、隈研吾展「新しい公共性をつくるためのネコの5原則」(東京国立近代美術館、2021)では映像作品を発表。藤井保氏との2人展『藤井保 瀧本幹也 往復書簡 その先へ』(MA2 Gallery、東京、2021)、また「PRIÈRE」(大阪市中央公会堂、2021)で作品と共に映像作品も発表。作品は、The Metropolitan Museum of Art (New York)、東京都写真美術館(東京)などに収蔵されている。

 2012年より映画の撮影も手がけ、是枝裕和監督による『そして父になる』(2013)で、第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞を受賞。同じく是枝監督作品『海街diary』(2015)で第39回日本アカデミー賞および最優秀撮影賞を、『三度目の殺人』(2017)では第74回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門などを受賞し、独自の映像世界をつくり出している。