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柴田祐輔

Yusuke Shibata

 柴田祐輔は1980年福岡県生まれ。2005年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。07年に同大学大学院美術専攻版画コースを修了。現実世界の曖昧さや不確かさをテーマに、写真や映像、彫刻など様々なメディアを用いた作品を発表している。現実とフィクションを相反しながらも表裏一体なものととらえ、作品を通して、ありのままの現実と語り手によって都合よく変容させられた現実とのズレを明らかにすることで、虚実が入り混じる現実社会の混沌に切り込む。主な個展に、「続・公共と自由 」(WAITINGROOM、東京、2017)、「公共と自由」(Art Center Ongoing、東京、2016)、「BGM」(WAITINGROOM、2014)、「惑星」(Art Center Ongoing、2013)。国内外のグループ展に参加。「六本木アートナイト2013」では、深夜営業中の老舗クリーニング店を舞台に、機械や職人の単純作業がダンスへと変貌していくパフォーマンス《クリーニング・ディスコ》で話題を呼んだ。