長尾洋

　長尾洋は1981年神奈川県生まれ。名古屋造形大学卒業。ファッション雑誌から切り抜いた写真素材をメインに、布、折り紙などのコラージュとアクリル絵具を使い、伝統的なモチーフや空想の民族を描く。現代においての文化や伝統や西洋と非西洋の関係性に強い関心を抱き、自身も先祖にアイヌ人のルーツを持つことから、「僕らは未来の先住民」というスローガンを掲げ、世界を巡って得た体験やインスピレーション、作品を通して、現代人に温故知新や本能回帰を伝えようと制作活動を続けている。過去には「ユニクロ・クリエイティブアワード 2005」（後のUTGP）に入選し、08年パリのセレクトショップ〈Colette〉での作品展示を皮切りに香港、スイス、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、スペイン、東京、メキシコなど世界各地で作品を展示し、SCOPE ART FAIR MIAMI、LA ART SHOW、Swizz Beatz主催の No Commission(ドイツ・ベルリン)などのアートフェアやイベント、SEA WALLSやSt+art India主催のアートフェスティバルにも参加。