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久野志乃

Shino Hisano

 久野志乃は1978年北海道生まれ。2003年北海道教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修(西洋画)修了。「他者の個人的な記憶」に基づく世界像を再構築し、多重の視点から生成された新しい物語やありえたかもしれない風景を油彩画で制作する。サハリンの島で幼年期を過ごした女性の話をもとにした「光の島」シリーズ(2012〜)や、実在のシベリア探検家の手記をもとにした「幻の島」シリーズ(2015〜)、架空の結晶学者の視点で制作した「森の結晶学」シリーズ(2017〜)など。事実と捏造、体験と仮想が作るレイヤーから記憶の可変性を絵画にする。主な個展に、「森の配置、ひかりの距離で」(ギャラリー門馬、北海道、2020)、「海辺の風光誌」(Gallery Camellia、東京、2017)、グループ展に、「night bird」(Gallery Camellia、東京、2019)、「Conversting with nature」(FRISE、ドイツ、2017)、「インスピレーション NITTAN ART FILE」(苫小牧美術博物館、北海道、2015、16)など。