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岡本秀

Shu Okamoto

 岡本秀は1995年奈良県生まれ。2020年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画領域日本画卒業。日本画専攻で学んだ実物写生やデッサンの考え方を尊重した上で、画像や既存の制作物といった二次的な対象を絵画化する方法を探して、特に襖絵や画中画を主題にした作品を制作する。近年集中して取り組んでいるのは、中国の画中画形式「重屏図」や、W.J.T.ミッチェルのメタ・ピクチャー論をきっかけにした、絵画の成り立ち(枠組み)に関する研究。主な個展に、「居かた、見ため」(FINCH ARTS、ARTRO、京都、2022)、グループ展に、「三菱商事アート・ゲート・プログラム2021-2022 支援アーティスト6組による新作展」(代官山ヒルサイドフォーラム、東京、2023)など。「VOCA展2021」佳作賞、大原美術館賞受賞。