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木下令子

Reiko Kinoshita

 木下令子は1982 年熊本県生まれ。2009年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。皺、ひだ、折り目、感光、日焼けといった不可逆的な状態を纏った支持体に対し、描画用の筆ではなく塗装用のスプレーガンで絵具を霧状に吹きつける手法をかけ合わせ「うつろう時間の経過そのものを絵にすることはできるだろうか」という問いから制作後も変化を伴う作品や、支持体そのものの形状記憶を用いた作品を制作、発表している。主な個展に、「kontor×Reiko Kinoshita」(style department、東京、2021)、「憬」(crossing、岐阜、2019)、「夕べがあり、朝がある」(LOOP HOLE、東京、2018)、「日のふるまい」(HAGISO、東京、2017)「ゆるやかな仕掛け」(switch point、東京、2017)、グループ展に、「Endless」(Tokyo International Gallery、東京、2021)、「うつす」(Second2. 、東京、2020)など。