EXHIBITIONS
外島貴幸キュレーション「ヌケガラ(OFF)とマトイ(ON)〈正体を隠すこと(ON)とそれを脱ぎ捨てること(OFF)の、あいだにあるものを教えなさい〉」
TALION GALLERYでは、外島貴幸によるキュレーション展「ヌケガラ(OFF)とマトイ(ON)〈正体を隠すこと(ON)とそれを脱ぎ捨てること(OFF)の、あいだにあるものを教えなさい〉」を開催する。
本展は、「抜け殻、あるいは身にまとうこと」「正体を隠すことと脱ぎ捨てることの、あいだ」をテーマとした展覧会(大喜利)。O,1、2人(外島貴幸+吉田正幸)、木下令子、小宮りさ麻吏奈、関真奈美、鄭梨愛、辻可愛、ミルク倉庫+ココナッツ、眞島竜男の8組が参加する。
本展の言う「抜け殻」とは、かつて自分であったもの、または自分以外の何かであったものであり、表面の模造や、異物としての過去でもある。また「身にまとうこと」とは、同一性の再編、変形、何か別のものになる行為などを意味する。大喜利として行われる本展は、展覧会名があらわす題目について参加作家が考え、作品として展示するというプロセスを含む。これは、所与の条件に対して即興的に答えを出すという展覧会の成り立ちを可視化することで、アーティストと作品、展示と企画といった関係性に、一種の機知と批評性をもたらすための方法論でもある。
大喜利はもとは、近世歌舞伎において主な公演の終わった後に、即興芸や喜劇を披露する等の締めの演目のことを指していた。本展の関連イベントとして、O,1、2人(外島貴幸+吉田正幸)によるコント公演「↗○∞○+ ~夏の終わり編~」の配信も予定している。
お題に答えること、脱皮すること、なにかをまとうこと、「ON/OFF」を切り替えること。本展で焦点化されているのは「行為(のフォーム)」でもあり、結果物として展示される作品だけではなく、その過程における行為性、あるいは行為としての作品に意識を差し向けることで、美術にとってのパフォーマティヴィティの問題も浮かび上がらせる。
本展のキュレーションを手がける外島貴幸は、2004年にB-semi Learning System of Contemporary Artを修了。吉田正幸とのコントユニット「O,1、2 人」のひとりとしても活動。笑いを軸に、美術やテクスト、コントなどを用いた探求と実践を続けている。
本展は、「抜け殻、あるいは身にまとうこと」「正体を隠すことと脱ぎ捨てることの、あいだ」をテーマとした展覧会(大喜利)。O,1、2人(外島貴幸+吉田正幸)、木下令子、小宮りさ麻吏奈、関真奈美、鄭梨愛、辻可愛、ミルク倉庫+ココナッツ、眞島竜男の8組が参加する。
本展の言う「抜け殻」とは、かつて自分であったもの、または自分以外の何かであったものであり、表面の模造や、異物としての過去でもある。また「身にまとうこと」とは、同一性の再編、変形、何か別のものになる行為などを意味する。大喜利として行われる本展は、展覧会名があらわす題目について参加作家が考え、作品として展示するというプロセスを含む。これは、所与の条件に対して即興的に答えを出すという展覧会の成り立ちを可視化することで、アーティストと作品、展示と企画といった関係性に、一種の機知と批評性をもたらすための方法論でもある。
大喜利はもとは、近世歌舞伎において主な公演の終わった後に、即興芸や喜劇を披露する等の締めの演目のことを指していた。本展の関連イベントとして、O,1、2人(外島貴幸+吉田正幸)によるコント公演「↗○∞○+ ~夏の終わり編~」の配信も予定している。
お題に答えること、脱皮すること、なにかをまとうこと、「ON/OFF」を切り替えること。本展で焦点化されているのは「行為(のフォーム)」でもあり、結果物として展示される作品だけではなく、その過程における行為性、あるいは行為としての作品に意識を差し向けることで、美術にとってのパフォーマティヴィティの問題も浮かび上がらせる。
本展のキュレーションを手がける外島貴幸は、2004年にB-semi Learning System of Contemporary Artを修了。吉田正幸とのコントユニット「O,1、2 人」のひとりとしても活動。笑いを軸に、美術やテクスト、コントなどを用いた探求と実践を続けている。