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小玉智輝

Tomoki Kodama

 小玉智輝は高校を中退後、画家を目指すべく2016年に上京し、美術家・梅津庸一氏が主宰する私塾パープルーム予備校の第三期生として活動を開始。17年より東京をメインに数々の展示を開催する一方、ファッションブランドとのコラボレーションなども展開してきた。私たちが自己のアイデンティティを形成する過程は、「他者」のアイデンティティを認識・比較しながらコピー、再編集する作業といっても過言ではない。小玉の作品は、SNSや様々なメディアを通じて日々消費されるイメージや記号を分解・結合し、またそこに言葉や精神性を落とし込むことで、オリジナリティを模索し葛藤する現代に生きる人間の内面を、多彩な色遣いで生々しく描き出す。