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熊倉涼子

Ryoko Kumakura

 熊倉涼子は1991年東京都生まれ。2014年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。歴史のなかで人々が世界を理解しようとする過程で生まれたイメージをもとに、絵画を制作。あるひとつの事柄に対して多面的な視点で図像を集めて作品を構成している。そうしたモチーフを、写実的な描写や落書きのような線などの複数の描写法を混ぜたり、画中画やだまし絵の手法を用いて描くことで、視覚的に揺さぶりをかけ、目に見えるものとは何かを問う作品を制作している。 主な個展に、「Transient Images」(日本橋三越本店美術サロン、東京、2022)、「Pseudomer」(RED AND BLUE GALLERY、東京、2018)など。「第34回ホルベイン・スカラシップ」(2021)奨学生、「群馬青年ビエンナーレ」(2019)に入選。