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梅佳代

Kayo Ume

梅佳代 坊っちゃんたち(道後オンセナート2018での展示風景) 2018 撮影=高見知香

 梅佳代は1981年石川県生まれの写真家。日本写真映像専門学校卒業。日常のワンシーンを、飾り気なくとらえた初写真集『うめめ』(リトルモア、2006)が2007年、第32回木村伊兵衛写真賞を受賞。専門学校時代に近所で出会った、ふざけて遊ぶ小学生たちに肉薄した『男子』(リトルモア、2007)、祖父を撮った『じいちゃんさま』(リトルモア、2008)、故郷能登に暮らす1匹の犬の17 年間を追った『白い犬』(新潮社、2016)、全寮制の男子校に通う少年たちをカメラに収めた『ナスカイ』(亜紀書房、2017)など、人々とのコミュニケーションを基盤に置いた作品を発表してきた。

 主な個展に「梅佳代展 UMEKAYO」(東京オペラシティ アートギャラリーほか、2013-14)。これまで参加した主な展覧会に「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」(森美術館、東京、2014)、道後オンセナート2018(道後温泉およびその他周辺エリア)など。