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石田尚志

Takashi Ishida

 1972年東京都出身。絵を描くという行為自体に着目し、抽象的な線を1コマずつ描き、撮影することを繰り返す「ドローイング・アニメーション」の手法を用いて、映像作品やインスタレーション作品、ライブ・ペインティングを発表。初期作であり「イメージフォーラム・フェスティバル1999」で特選を受賞した《部屋/形態》(1999)では、東大駒場寮の部屋を舞台に、ペンキを用いて壁に描かれる線の様子を1年にわたり撮影。「部屋」を素材のひとつとした作品を手がけ、増殖する線、移動する点といった運動性で空間を様々に変容させる。

 また、J.S.バッハの曲を映像に翻案するなど、具体的な楽曲がモチーフとなった作品も多い。2007年五島記念文化賞美術新人賞受賞。主な個展に「石田尚志 渦まく光 Billowing Light:ISHIDA Takashi」(横浜美術館、2015)、これまで参加した主な展覧会に「あいちトリエンナーレ2016」、「シャルジャ・ビエンナーレ13」(2017)など。