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荒川医

Ei Arakawa

 1977年福島県出身。スクール・オブ・ヴィジュアル・アーツ卒業。98年よりニューヨークを拠点に活動する。これまでの作品に、ピアニスト・高橋アキと作曲家・サージ・チェレプニンと協働し、「実験工房」のメンバーのひとりである秋山邦晴に関する詩やオブジェ、音楽を用いた作品《城の眼/青頭巾》(2013)や、「具体美術協会」メンバーの人間関係について語ったインタビューの文章を音声化し、その音声をバックミュージックに、実際の具体の絵画作品が車輪に載って踊る作品《See Weeds》(2011)など。

 このような、現代美術作家や美術史家をはじめとする多彩な人々との共同作業や、観客を即興的に巻き込むことにより生まれるパフォーマンス、LEDスクリーンを用いたミュージカル形式のインスタレーション作品などを手がける。これまで参加した主な展覧会に第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2013)、光州ビエンナーレ(2014)、ミュンスター彫刻プロジェクト2017など。

 また個人としての活動のいっぽうで、兄・智雄と結成したアート・ユニット「ユナイテッド・ブラザーズ」としても活動。2014年のフリーズ・ロンドンでは、東日本大震災後の福島で暮らす2人の母親がつくったという野菜を使ったスープを振る舞うパフォーマンスが議論を呼んだ。