EXHIBITIONS
荒川医「お金の引き金(複数の短いインタビューをもとに II)」/菅かおる「宙の深海」/田中和人「重力と光」
京都のアーティストランスペースsodaは、10月10日、11日、12日の3日間に、3つの個展を同時に開催する。
ひとつ目の個展は、荒川医(あらかわ・えい)による「お金の引き金(複数の短いインタビューをもとに II)」。荒川は、8月に滞在先のドイツでの自己隔離期間の2週間を利用して、1日1人ずつ計14人の日本人アーティストにZOOMを使って「お金」についてのインタビューを行った。本展では、このインタビューをもとに制作した新作を発表し、コロナ禍のなかにあって「お金」とは何かを改めて問い直す。
もうひとつの個展は、菅かおるによる「宙(そら)の深海」。本展では、soda内に新設された、空中に浮かぶ不思議な小スペースでの初めての展示を行う。菅は、この空中に隔離された小空間に茶室の概念を引用し、深海をテーマとした絵画作品を展示。宇宙と深海の親和性が示唆され、生命の根源とは何か問う作品と鑑賞者の対峙を促す。
そして、田中和人の個展「重力と光」では、sodaの空間を生かした大サイズの新作を展開。田中は、絵画と写真を同一平面上に共存させたシリーズ「PP」の最新作において、絵画を重力、写真を光としてとらえ、重力と光が均衡する揺らぎのなかに、新しい抽象表現の可能性を探求する。
これらの3つの個展は、それぞれが独立した展覧会であるが、sodaの特異な展示空間において同時に展開される3つの展示を鑑賞者が自由に行き来することで、実験的な新しい鑑賞体験を提供する試みともなる。
ひとつ目の個展は、荒川医(あらかわ・えい)による「お金の引き金(複数の短いインタビューをもとに II)」。荒川は、8月に滞在先のドイツでの自己隔離期間の2週間を利用して、1日1人ずつ計14人の日本人アーティストにZOOMを使って「お金」についてのインタビューを行った。本展では、このインタビューをもとに制作した新作を発表し、コロナ禍のなかにあって「お金」とは何かを改めて問い直す。
もうひとつの個展は、菅かおるによる「宙(そら)の深海」。本展では、soda内に新設された、空中に浮かぶ不思議な小スペースでの初めての展示を行う。菅は、この空中に隔離された小空間に茶室の概念を引用し、深海をテーマとした絵画作品を展示。宇宙と深海の親和性が示唆され、生命の根源とは何か問う作品と鑑賞者の対峙を促す。
そして、田中和人の個展「重力と光」では、sodaの空間を生かした大サイズの新作を展開。田中は、絵画と写真を同一平面上に共存させたシリーズ「PP」の最新作において、絵画を重力、写真を光としてとらえ、重力と光が均衡する揺らぎのなかに、新しい抽象表現の可能性を探求する。
これらの3つの個展は、それぞれが独立した展覧会であるが、sodaの特異な展示空間において同時に展開される3つの展示を鑑賞者が自由に行き来することで、実験的な新しい鑑賞体験を提供する試みともなる。