MUSEUMS / GALLERIES

ホキ美術館

千葉
 ホキ美術館は2010年に開館した日本初の写実絵画専門美術館。実業家・保木将夫が収集した写実絵画作品約480点からなる。世界でもまれな写実絵画の専門美術館としてその魅力を伝え、また若手作家の発掘と育成のための公募展も行う。

 千葉市の緑豊かな昭和の森に面した、地上1階、地下2階の三層の計500メートルにわたる回廊型ギャラリーでは、日本の写実絵画の第一人者である森本草介をはじめ、野田弘志、中山忠彦など巨匠から若手までの現代作家による名品約120点を常時公開している。

 館内には、一部を鉄骨造によって空中に浮かせ、窓から森が見渡せるギャラリーも設置。地下2階では、ホキ美術館のために制作された描き下ろしの作品中心とする100号以上の大作《私の代表作》が展示されている。

 2019年10月に千葉県で発生した集中豪雨による被害を受けて復旧作業のため一時休館し、20年8月にリニューアル・オープン。