MUSEUMS / GALLERIES

林原美術館

岡山

長屋門

展示室内は展覧会ごとに入れ替え

 林原美術館は1964年、岡山市に初めて開館した美術館。収蔵品は、古美術を愛好し、高い鑑識眼を持った実業家の林原一郎が蒐集した日本および東洋の古美術品と、備前岡山藩主池田家の大名調度品からなる。刀剣・武具・甲冑・絵画・書跡・能面・能装束・彫漆・螺鈿・蒔絵・陶磁器・金工などその数はおよそ9000件。コレクションの常設展示は行わず、独自のテーマのもとに収蔵品を展示する企画展を年4〜5回、また他館の優れたコレクションを紹介する特別展を年1〜2回開催している。岡山城二の丸の対面所跡(現・迎賓館)に位置し、閑静な佇まいのなか、ゆったりと美術鑑賞を満喫できる。