アート格納庫M

　アート格納庫Mは鳥取県倉吉市で創業70年以上の歴史を持つ業務用品商社、株式会社丸十が運営する常設展示スペースと企画展示スペースを合わせ持つ巨大なギャラリー。少子高齢化する地域をアートで豊かにしたいというオーナーの思いから、会社に隣接する空き倉庫を改修し倉吉とゆかりのある原口典之のスケールの大きな作品を“格納”するスペースとして構想された。

　建築は同社に隣接する既存の空き倉庫を改修したもので、「もの派」の代表作家として語られることも多い原口典之の《Oil and Water》（2003）と《Untitled FCS》（1990）の2作品を常設展示する。