MUSEUMS / GALLERIES

碌山美術館

長野

碌山美術館 展示室

碌山美術館 外観

 碌山美術館は、荻原守衛(おぎはら・もりえ、号:碌山[ろくざん]、1879〜1910)の作品を保管・公開するため、長野県下の小中学生をはじめとする約30万人の寄附を集めて1958年に開館した。荻原は、30年の短い生涯のなかで、近代彫刻の一つの頂点を示した芸術家。残された彫刻はわずか15点だが、そのうち2点(《女》《北條虎吉像》)が国から重要文化財の指定を受けている。

 館内では荻原の作品のほか、高村光太郎などの友人や、荻原の系譜に連なる彫刻家の作品を4つの展示棟で紹介。ツタの絡まる碌山館、館庭、オリジナルな調度品も目を楽しませてくれる。