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金沢市が独自の工芸文化を発信する拠点として設立した「KOGEI Art Gallery 銀座の金沢」。そのオープン1周年を機に開催されている特別展とトークイベントの様子をお届けする。
銀座の中心地で工芸5ジャンルを一挙に展観
金沢の工芸文化の厚い伝統と、その土壌から芽吹く新しい才能を紹介するため、2024年に設けられたのが「KOGEI Art Gallery 銀座の金沢」である。
その名の通り東京・銀座の中心地、泰明小学校や帝国ホテルなど風情ある建築もほど近い一角にあり、文化発信拠点としては申し分ないロケーションだ。1、2階にそれぞれ展示スペースを有しており、1階ギャラリーではアートとしての斬新な工芸表現を、2階ギャラリーは現代のライフスタイルにあう「生活工芸」を展示・販売している。
施設オープン1周年を迎えた現在、1階ギャラリーでは「探求する工芸 Seek after KOGEI」展(〜3月27日)が開催されている。キュレーションを担当した工芸ディレクター・原嶋亮輔に、同展の成り立ちと見どころについて話を聞いた。
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