日本を代表する漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』（集英社）と、1980～90年代の漫画やサブカルチャーをバックボーンに「ヒロイン」をモチーフとした現代美術作品を制作するアーティスト、Backside works.。両者がコラボレーションした展覧会が東京・神宮前のSH GALLERYで開催される。会期は11月11日～11月20日。
『週刊少年ジャンプ』が現代美術のアーティストとコラボレーションするのは初めてのことであり、今回は「ヒーロー」×「ヒロイン」をテーマに展覧会を構成する。
Backside works.は、本展に際して次のようにコメントしている。「コラボレーションが決定したときに1番悩んだのが『ヒーロー』の存在。『週刊少年ジャンプ』の歴史の中で必ず存在した最高のヒーロー達。そんな圧倒的な存在をどうやって描き出すのか…かなりの時間悩みました」。
「悩みに悩んで気づいたんです。『ヒーロー』が既に居たことに。そう。それは作品を見てくれているあなた。描く必要はなかったんです。だってヒロインの目の前に居るのだから。ずっとヒロインの目の前に居るヒーローの存在を作品に込めていたんです」。
なお、『週刊少年ジャンプ』とBackside works.のコラボレーションは、すでに「KIAF SEOUL 2022」（9月3日〜6日、COEX Hall A、ソウル）で第1弾が、「ART TAIPEI 2022」（10月21日〜24日、Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1、台北）で第2弾が開催されている。SH GALLERYでの第3弾は集大成とも言えるもので、見逃せない展示となるだろう。
