文化芸術分野のデジタルにおける収益力強化にフォーカス。「サバイブのむすびめ」とは?

凸版印刷株式会社は株式会社美術出版社とともに、文化庁「文化芸術収益力強化事業」のひとつである「デジタル技術を活用した映像配信による新たな収益基盤の確保・強化」として、「サバイブのむすびめ」を発足。5回に渡るトークイベントを中心に、文化芸術分野の収益力強化の可能性を探る。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大が文化芸術分野に大きな影響を与えるなか、凸版印刷株式会社と株式会社美術出版社は、文化庁「文化芸術収益力強化事業」のひとつである「デジタル技術を活用した映像配信による新たな収益基盤の確保・強化」として、「サバイブのむすびめ」をスタートさせた。

 「デジタル技術を活用した映像配信による新たな収益基盤の確保・強化」とは、新型コロナウイルス感染症の拡大による収益機会の減少などにより、多くの舞台芸術団体・博物館等の文化芸術団体の経営環境が厳しさを増すなか、コンテンツ制作・配信、プロモーションなどのデジタル技術・サービスを活用し、デジタルならではの価値体験を創造することで、文化芸術団体の新たな収益確保・強化を支援する事業。

 今回の取り組みでは、デジタル配信のためのプラットフォーム提供や技術支援に加えて、トークイベントやスペシャルサイト、『美術手帖』4月号の付録小冊子での小特集をはじめとしたメディアでの発信企画を展開。事業構想大学院大学特任教授・青山忠靖をナビゲーターに迎え、文化芸術の収益をテーマに、様々なファクターが多面的な議論を展開する場となることを目的とした全5回のトークを行う。

 ゲストは国立科学博物館、公益社団法人能楽協会、公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団、公益社団法人日本舞踊協会、独立行政法人日本芸術文化振興会からそれぞれ担当者が登壇。デジタルにおける様々な収益化につながる取り組みについて議論を交わす。

 なおスペシャルサイトでは、プロジェクトに関する最新情報やトークイベントのレポート記事などを発信。プロジェクト発足の経緯を伝える、事業者と鑑賞者それぞれに向けたコンセプト動画も公開されている。

編集部

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