スティーブン・スピルバーグやクリストファー・ノーランをはじめとした映画監督、作品、特撮技術、そして様々な文化に多大な影響を与えたスタンリー・キューブリック監督によるSF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』。本作が製作されて、今年で50年を迎える。
そしてこのたび、東京・京橋の国立映画アーカイブにて、公開当時と同様の映像・音、上映方法で鑑賞することのできる70ミリフィルム版での特別上映イベントが行われる。
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通常の映画用35ミリフィルムよりも高精細の70ミリフィルム。今回上映が決まった70ミリフィルム版『2001年宇宙の旅』は、映画『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督とワーナー・ ブラザースの監修によって、オリジナル・カメラネガからデジタル処理を介さずに作成されたというもの。
今年5月、第71回カンヌ国際映画祭のクラシック部門でプレミア上映された後、欧米各地を巡回した本作が、いよいよ日本のスクリーンに登場する。
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現在、日本国内で70ミリ映画を上映できる劇場は、国立映画アーカイブ1館のみ。今回が最初で最後の上映予定だという貴重な機会をお見逃しなく。