これが最初で最後。『2001年宇宙の旅』、国立映画アーカイブが70ミリフィルムでの特別上映を実施。

国立映画アーカイブ(旧・東京国立近代美術館フィルムセンター)では、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が定めた10月27日の「世界視聴覚遺産の日」を記念し、毎年特別イベントを開催。今年は、映画監督のクリストファー・ノーランとワーナー・ブラザースの監修により、オリジナルネガから新たにプリントされた『2001年宇宙の旅』70ミリフィルムでの特別上映が行われる。開催日は10月6〜7日、11〜14日の6日間。

映画『2001年宇宙の旅』より ©︎2018 Warner Bros. Entertainment Inc.

 スティーブン・スピルバーグやクリストファー・ノーランをはじめとした映画監督、作品、特撮技術、そして様々な文化に多大な影響を与えたスタンリー・キューブリック監督によるSF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』。本作が製作されて、今年で50年を迎える。

 そしてこのたび、東京・京橋の国立映画アーカイブにて、公開当時と同様の映像・音、上映方法で鑑賞することのできる70ミリフィルム版での特別上映イベントが行われる。

映画『2001年宇宙の旅』より ©︎2018 Warner Bros. Entertainment Inc.

 通常の映画用35ミリフィルムよりも高精細の70ミリフィルム。今回上映が決まった70ミリフィルム版『2001年宇宙の旅』は、映画『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督とワーナー・ ブラザースの監修によって、オリジナル・カメラネガからデジタル処理を介さずに作成されたというもの。

 今年5月、第71回カンヌ国際映画祭のクラシック部門でプレミア上映された後、欧米各地を巡回した本作が、いよいよ日本のスクリーンに登場する。

映画『2001年宇宙の旅』より ©︎2018 Warner Bros. Entertainment Inc.

 現在、日本国内で70ミリ映画を上映できる劇場は、国立映画アーカイブ1館のみ。今回が最初で最後の上映予定だという貴重な機会をお見逃しなく。

編集部

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