日本初!「ラップ」の展覧会が市原湖畔美術館で開催。オープニングではMCバトルも

千葉県の市原湖畔美術館で、日本初の「ラップ」をテーマにした展覧会「ラップ・ミュージアム」展が開催される。ラップの構造を可視化した映像作品や、実際に使用されたリリック帳などを通し、ラップの文化的実践を明らかにする。会期は8月11日〜9月24日。

リリック帳 提供=SHING02

 日本でラップが生まれて約30年が経とうとしているいま、ラップバトルを行うテレビ番組が人気を集めるなど、「ラップブーム」とも呼べる現象が起きている。そんなラップをひとつのアートフォームとしてとらえる日本初の展覧会が、市原湖畔美術館で開催される。

 本展では、ラップそのもののつくりや構造に注目し、映像等でみせる「ART OF RAP」と、ラップという行為とその周辺の文化的実践を紹介する「RAP PRACTICE」の2つを軸に展示を行う。

 「ART OF RAP」では、いとうせいこう&TINNIE PUNXからKOHHまで、ラップのリズムの構造を可視化させた映像作品や、ラッパーが実際に使用したリリック帳などの展示を行う。また、展示のイントロダクションでは「サイプレス上野の部屋」を再現予定。

 「RAP PRACTICE」では、ラップにまつわるグラフィックやパフォーマンスに注目するほか、地域コミュニティとラップの関係など、ラップに付随する様々な国内での文化的実践を紹介。コミュニケーション・ツールとしてのラップを明らかにする。

90 年代の日本語ラップにまつわるフライヤー 提供=ファイルレコード

 展覧会初日の8月11日には、オープニング記念MCバトルも開催。市原湖畔美術館館長を務める北川フラムのほか、宇川直宏を審査員に迎え、本展に企画協力で参加しているダースレイダーをホストMCに、約10名のラッパーがラップバトルを行う。

編集部

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