所蔵企画展 版画＆版画 12人の表現者たち

　メナード美術館は、美術作品を様々な視点から鑑賞し、アートを身近なものとして楽しんでもらえるよう、毎回テーマを設けて企画展を開催してきた。今回の所蔵企画展「版画＆版画 12人の表現者たち」では、近現代の芸術家たちがその魅力にひかれ、刺激を受けた版画の表現に焦点を当てる。

　展示は、ヨーロッパで娯楽として愛されたサーカスを題材としてきた画家たちの作品を特集する「芸術家たちとサーカス」、西洋からもたらされた版画技法に挑んだ日本出身の画家を取り上げる「日本の画家たちの試み」、紙とインクによって生み出された白と黒の美の世界が競演する「モノクロームの美」の3章で構成。メナード美術館のコレクションから選んだ12人の作家たちによる版画作品を紹介する。

　出展作家は、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、ジョルジュ・ルオー、パブロ・ピカソ、マルク・シャガール、マリノ・マリーニ、髙山辰雄、国吉康雄、長谷川潔、岡鹿之助、小磯良平、島田章三、舟越桂。