EXHIBITIONS

ロエベ「インターナショナル クラフト プライズ」

2017.11.17 - 11.30

ロエベ「インターナショナル クラフト プライズ」 会場風景

ロエベ「インターナショナル クラフト プライズ」 会場風景

アステサニアス・パニクア Tata Curista 2016

アステサニアス・パニクア Tata Curista(部分) 2016

特別賞の神代良明 Structual Blue 2015

写真左はリノ・タリアピエトラ《Dinosaur》(2015)、右は井川健《Line and Surface: VI》(2013)

 いまを生きるアーティストたちによるモダンクラフツマンシップの新規性、卓越性、芸術的価値を世に紹介することを目的として、2016年に始まった国際的なコンテスト「プライズ クラフト ロエベ」のファイナリストを紹介。

 大賞を獲得したのは、ドイツ出身の木工作家、エルンスト・ガンペール。家具づくりの内弟子を経て、木材旋盤加工の熟練工となったのち、ドイツとイタリアに自らのスタジオをオープンさせたガンペールがつくり出すのは、嵐によって根元から折れてしまった樹齢300年を超えるオークから切り出した大きな木のコンテナ。木そのものの形、亀裂、割れ目などからデザインのヒントを得ている。

 そのほか特別賞を受賞した日本のガラス工芸職人、神代良明を含め、総勢26名の作品を展示する。