EXHIBITIONS
Speculative Land
渋谷区神宮前のニュースペース パで、展覧会「Speculative Land」が開催されている。本展覧会の企画は山崎みず穂。
本展では中東の若手作家、アラー・エドリス、ジョウド・アル・タミミ、バッセム・サードの3人による写真、映像、インスタレーションを通じて、中東というかつて植民地として搾取された側の視点から経済発展の構造とこれからの世界を考察する。
1986年生まれ、アラブ首長国連邦出身のアラー・エドリスの写真作品は、母国の発展に対する憧れ、それによる有機的な土着の風土・文化や人々のつながりが消滅している産油国の現在の姿を映し出す。ヨルダンでアーティスト兼キュレーターとして活動するジョウド・アル・タミミは、イスラエル、パレスチナとの国境ともなっているヨルダン川を起点とし、植民地化による土地、生態系へ影響を読み解いている。ベイルートで生まれ、映像・パフォーマンスを中心に作品を制作するバッセム・サードは、開発の副産物である大量のごみを処理しきれないレバノン政府を鑑み、将来的な社会構造の抜本的な刷新を示している。
地球規模での環境保全が急務ないま、本展で紹介する現在・過去・未来の姿が、経済発展と環境保護に関して考える切り口のひとつとなるだろう。
本展では中東の若手作家、アラー・エドリス、ジョウド・アル・タミミ、バッセム・サードの3人による写真、映像、インスタレーションを通じて、中東というかつて植民地として搾取された側の視点から経済発展の構造とこれからの世界を考察する。
1986年生まれ、アラブ首長国連邦出身のアラー・エドリスの写真作品は、母国の発展に対する憧れ、それによる有機的な土着の風土・文化や人々のつながりが消滅している産油国の現在の姿を映し出す。ヨルダンでアーティスト兼キュレーターとして活動するジョウド・アル・タミミは、イスラエル、パレスチナとの国境ともなっているヨルダン川を起点とし、植民地化による土地、生態系へ影響を読み解いている。ベイルートで生まれ、映像・パフォーマンスを中心に作品を制作するバッセム・サードは、開発の副産物である大量のごみを処理しきれないレバノン政府を鑑み、将来的な社会構造の抜本的な刷新を示している。
地球規模での環境保全が急務ないま、本展で紹介する現在・過去・未来の姿が、経済発展と環境保護に関して考える切り口のひとつとなるだろう。







