EXHIBITIONS

snipe1「METASPIRAL:M̷O̷R̷A̷L̷ -n- D̷O̷G̷M̷A̷」

2022.04.24 - 05.29

©️ SNIPE 1

「そとのあそび展~ピクニックからスケートボードまで~」(市原湖畔美術館、2018)より

MIDORISO「UNWRAPPING PROJEKT」(2021)

高山明 Port B「ワーグナープロジェクト」より(金沢21世紀美術館、2022)

 HARUKAITO by ISLANDで、グラフィティライター/アーティスト・snipe1の個展「METASPIRAL:M̷O̷R̷A̷L̷ -n- D̷O̷G̷M̷A̷」が開催されている。

 snipe1は、1990年代初頭に10代でニューヨークのグラフィティシーンに身を投じ、活動の拠点を日本に移したのちも、今日までの日本におけるグラフィティカルチャーの興隆に多方面で尽力してきた。2017年にはHidairi ZingaroでのMADSAKIによる3人展ののち、翌年の個展でも好評を博し、ロサンゼルス、ニューヨーク、バンコク、香港、メルボルンなど世界各地で展示を行っている。

 また18年にSIDE COREによる企画「そとのあそび展~ピクニックからスケートボードまで~」に出展。21年のMIDORISO「UNWRAPPING PROJEKT」も記憶に新しく、今年の前半には、金沢21世紀美術館にて行われた高山明 / Port B「ワーグナープロジェクト」にも参加している。

 今回の個展「METASPIRAL:M̷O̷R̷A̷L̷ -n- D̷O̷G̷M̷A̷」は、国内のグラフィティシーンを代表するひとり・KAZZROCKの昨年の個展に際し、「TOKION」のウェブサイトにて掲載された対談「パイオニアが語る日本グラフィティシーンの今昔と、各々の現在地」をきっかけに企画されたもの。コロナ禍に加え、戦争まで行われることになった現在に対し、snipe1はアーティストとしての姿勢で応答する。