ジョシュア・ヴィーダス「COMMERCIAL BREAK」

　カリフォルニアを拠点に制作活動するアメリカ人アーティスト、ジョシュア・ヴィーダスの個展「COMMERCIAL BREAK」が、渋谷のSAIで開催される。

　ヴィーダスは1989年生まれ。幼少期からストリートウェアやグラフィティに影響を受ける。2009年、最初のプロジェクトであるストリートウェアブランド「CLSC」を発表。17年まで、The Hundreds、The Seventh Letter、SSUR、そしてComplexconのデザイナー、営業、マーケティングマネジャーとして働きながら、自身のブランドを立ち上げる。

　その後、18年より長年の夢であったアーティスト活動をスタート。同年1月には新プロジェクト「Reality to Idea」を発表し、クリエイティビティのツールであるペンと紙を用いて白黒のミディアムを通して、日常のオブジェクトを包み込むという新たなアプローチで制作を続けている。「Reality to Idea」のもと、ヴィーダスは、FENDI、MLB、Google、New Balanceなど世界を率いる企業とコラボレーション。アメリカの様々な都市で展覧会を開催するなど幅広く活躍しており、21年にはシカゴ現代美術館で個展を開催した。

　日本初個展となる本展は、これまでのヴィーダスのイメージさせる、白地に黒いマーカーで描いた「Reality to Idea」シリーズとは打って変わり、カラフルな作品で構成される。

　ポップ・アートの新しい解釈としてのアウトプットでもあったこれまでの作品群を、よりパーソナルに進化させたという新たな作品シリーズ「Commercial Break」をはじめ、壁掛け型の彫刻作品も発表。また、エディション付シルクスクリーンや立体作品、加えて本展オリジナルのグッズにはTシャツ、ラグ、スケートボードデッキなどが発表される。そして、日本を代表するストリートウェアブランドWTAPS®とのコラボレーショングッズの販売を行う。