EXHIBITIONS

光岡幸一「poetry taping」

2022.04.28 - 05.29

光岡幸一「poetry taping」より

 NADiff Window Galleryで、注目の若手アーティスト・光岡幸一の個展「poetry taping」が開催されている。

 光岡は、武蔵野美術大学建築学科を経て、2016年に東京藝術大学大学院油画科を修了。リサーチをもとにしたプロジェクトベースのインスタレーションや写真、パフォーマンスなどを発表しており、空間や場所の特性を生かした作品づくりや、そこで出会った人やものと関わりながら制作している。主な個展に、「ひぃ~~~~゜~~ゅ~^~~ぅ~~」(Token Art Center、東京、2022)、「もしもといつも」(block house、東京、2021)。近年では写真新世紀2021年度での優秀賞受賞や芸術祭などのグループ展示への参加、個展の開催など、精力的に活動している。

 光岡は自身の作品を説明する際、作品のコンセプトを説明するのではなく、制作過程にあった出来事、その時々に感じた自身の感情を語る。それらは素朴な言葉でありながら作品と一体となり、見る人たちに共感を誘うものがある。光岡にとって言葉や文字は作品を説明するものでななく、作品の重要な一部だという。

 本展では、これらの文字が独立し、文字そのものを展示する「poetry taping」シリーズを中心に展開する。