EXHIBITIONS

魅惑のミニチュア

ドールハウスの世界展

世界のアンティーク~現代日本作家の超絶技巧

2022.04.16 - 05.15

小川富美子(日本ドールハウス協会) サロン

倉林進(日本ドールハウス協会) テディベア・ミュージアム

倉林進(日本ドールハウス協会) テディベア・ミュージアム

遠藤大樹(日本ドールハウス協会) ロビンソン

河合行雄(日本ドールハウス協会) 大衆居酒屋大漁丸

英国の鉄工場 箱根ドールハウス美術館蔵

デニスの家 1880 アメリカ 箱根ドールハウス美術館蔵

キッツ・コティ・ハウス 1911 イギリス 箱根ドールハウス美術館蔵

 そごう美術館が展覧会「魅惑のミニチュア ドールハウスの世界展 世界のアンティーク~現代日本作家の超絶技巧」を開催する。

 16世紀までさかのぼる長い歴史のなかで、世界中で愛されてきた「ドールハウス」。外装だけでなくインテリアも含め、精巧な再現性を誇るミニチュア文化のひとつであり、つくられた当時の暮らしを伝える貴重な文化遺産としても価値の高いものだ。

 記録に残っているもっとも古いドールハウスは、16世紀、ドイツの侯爵が愛娘のためにつくったものといわれ、マイスターと呼ばれた高い技術者がドールハウスを制作し、やがて裕福な貴族階級や商人たちのステイタスシンボルとなっていった。18世紀以降は産業革命により安価な材料で量産が可能になると、玩具として一般の人々にも広まり人気が高まった。

 日本でドールハウスが一般的に知られるようになったのは1970年代頃と歴史は浅いが、現代作家の技術は世界的にも評価が高く、豊富なバリエーションが特徴で、個性豊かなミニチュア作品が次々と誕生している。

 本展では、日本ドールハウス協会の現代作家の代表作および新作、ノエカフェ・一色美世子コレクション、箱根ドールハウス美術館のアンティークコレクションなどから約80件を展示し、ドールハウスの魅力を紹介する。

 日本ドールハウス協会出品作家は、あいさわかずこ、秋山利明、内川由利子、遠藤大樹、小川富美子、郭桄甄、鎌田隆志、河合行雄、倉田吉実、倉林進、島木英文・啓子、〆野美、下條美枝、芹沢陽子、高梨匠、高橋起弥、高橋弘美、辰已惠、土屋靜、友岡雅子、中野佳子、服部香、BamBi、福澤博美、藤坂恵、みつもとみちこ、森田奈奈、八柳敬子、AMI YAMAGUCHI、ゆりこ。協力はノエカフェ・一色美世子コレクション。