EXHIBITIONS

テクテクテクネー:技法でひらく想像世界

2022.04.09 - 06.05

児島善三郎 ミモザその他 1957 久留米市美術館蔵

ホアキン・ソローリャ A・サイント=アウビンの肖像 1912 長崎県美術館蔵

渡辺千尋 奇妙な来客 1978 長崎県美術館蔵

荒木十畝 早春 1916-22頃 長崎県美術館蔵

菊畑茂久馬 海道 九 1990(改作:1997、再改作:2003、加筆:2010) 長崎県美術館蔵

青木野枝 雲谷/長崎 2019 作家蔵 撮影=山本糾 Courtesy of ANOMALY

津上みゆき View, the passage of time, Nakashimagawa River, 1:10pm 8 Oct 18 / 2019(2枚1組のうち部分) 2019
長崎県美術館蔵 撮影=三嶋一路 ©︎ 津上みゆき Courtesy of ANOMALY

津上みゆき View, the passage of time, Nakashimagawa River, 1:10pm 8 Oct 18 / 2019(2枚1組のうち部分) 2019
長崎県美術館蔵 撮影=三嶋一路 ©︎ 津上みゆき Courtesy of ANOMALY

フランシスコ・デ・ゴヤ 理性の眠りは怪物を生む(『ロス・カプリチョス』第43番) 1797-1799 長崎県美術館蔵

古川吉重 L-57 1982-83 佐賀県立美術館蔵

 長崎県美術館が企画展「テクテクテクネー:技法でひらく想像世界」を開催する。

 本展は作品が完成するまでの「技法」に注目。制作の過程や方法に焦点を当て、一つひとつの作品をかたちづくる表現の特質に迫る。

 作品は様々な技法やそれにまつわる「知識(テクネー)」の賜物ともいえるもの。展覧会のタイトルにある「テクテクテクネー」の通り、テクテクと展示室を歩んでいくと、多彩なテクニックとテクスチャーからなる作品が鑑賞者を待っている。

 会場では同館のコレクションを軸に、絵画・版画・写真・彫刻など多様なジャンルの作品を「顔」「花」「水」「音」「黒」のテーマに沿って展示。身近な存在から抽象的なものへ、芸術作品の制作に用いられた素材や技法について紹介し、鑑賞体験にさらなる深みをもたらす体験の場を提案する。

 出展作家は、パブロ・ピカソ、ホアキン・ソローリャ、フランシスコ・デ・ゴヤ、アントニオ・ムニョス・デグライン、渡辺千尋、児島善三郎、荒木十畝、菊畑茂久馬、青木野枝、津上みゆき、古川吉重、岩澤重夫、森永純、髙山辰雄ら。