EXHIBITIONS

スイス プチ・パレ美術館展

花ひらくフランス絵画

2022.04.09 - 06.19

オーギュスト・ルノワール 詩人アリス・ヴァリエール=メルツバッハの肖像 1913
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

アルベール・デュボワ=ピエ 冬の風景 1888-89
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

ポール=エリー・ランソン 海辺の風景 1895
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

モーリス・ドニ 休暇中の宿題 1906
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

アンリ・マンギャン ヴィルフランシュの道 1913
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

ラウル・デュフィ マルセイユの市場 1903
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

ジャン・メッツァンジェ スフィンクス 1920
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

モーリス・ユトリロ ノートル=ダム 1917
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

ジョルジュ・ボッティーニ バーで待つサラ・ベルナールの肖像 1907
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

 「スイス プチ・パレ美術館展 花ひらくフランス絵画」が静岡市美術館に巡回する。

 スイスのジュネーブにあるプチ・パレ美術館は、工業用ゴムの製造で財を成したオスカー・ゲーズによって1968年に創設された。その没後1998年以降、美術館は休館に入り、各国の展覧会に出品協力をしてきた。「平和に奉仕する芸術」という理念のもとに収集されたコレクションは、19世紀後半から20世紀初頭のフランス絵画で構成されている。

 本展では、プチ・パレ美術館の所蔵品が30年ぶりにまとまって来日。65点の油彩画によってフランス近代美術の軌跡をたどる。

 19世紀後半から20世紀初頭のパリでは、移ろいゆく自然を活写した印象派、科学と美術を融合させた新印象派、平坦な色面で神秘的な世界を表したナビ派、色彩の解放を謳ったフォーヴィスム、幾何学図形で画面を構成したキュビスム、個性豊かな芸術表現を開拓したエコール・ド・パリなど、様々な美術潮流が生まれた。

 本展では、当時の美術潮流を一望する、オーギュスト・ルノワール、モーリス・ドニ、ラウル・デュフィ、アンドレ・ロート、モーリス・ユトリロ、藤田嗣治ら、38作家の名品が並ぶ。