EXHIBITIONS

ヨシタケシンスケ展かもしれない

2022.04.09 - 07.03

展覧会ポスター

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」のイメージ © Shinsuke Yoshitake

『りんごかもしれない』 ブロンズ新社 2013

『りんごかもしれない』原画 © Shinsuke Yoshitake

『なつみはなんにでもなれる』 PHP研究所 2016

愛用の手帳(『あんなにあんなに』スケッチ) 撮影=野澤亘伸

カブリモノシリーズ「ACcess100」 撮影=三橋純

ぶくぶく観音 撮影=加藤新作

撮影=黒澤義教

 絵本『りんごかもしれない』でデビューして以降、大ブームを巻き起こしているヨシタケシンスケ。その初となる大規模個展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」が世田谷文学館で開催される。

 ヨシタケは1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コースを修了後、イラストレーター、造形作家として活躍。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)を出版する。頭のなかに広がる果てしない妄想やアイデア、クスッと笑える人のクセやしぐさ、世界の真理をつくようなものの見方を細いペン先で描き続け、多くの人をひきつけている。

 本展では、発想の源である小さなスケッチや絵本原画、本展のためにヨシタケが考案した立体物や愛蔵のコレクションなど約400点以上が集結する。

 見どころのひとつは、発想の源であるスケッチの数々。絵本作家としてデビューする以前から、ヨシタケが日々描きためてきたスケッチ約2000枚(複製)が大公開される。

 会場にはヨシタケからのスペシャルメッセージも。作家の「頭のなか」を覗き見るように、発想の豊かさに支えられたヨシタケの「かもしれない」展示空間を体感できる。