EXHIBITIONS

Open Bodies

Gallery -1
2022.04.08 - 04.24

Girls on film 3 2018 ©︎ Ana Karkar

シビレ ©︎ Risako Yamada

©︎ Dee Lee

 新宿のGallery -1では、アナ・カーカー、ディー・リー、山田リサ子の3人を迎えたグループ展「Open Bodies」を開催する。本展では、3人の画家がそれぞれの方法で、身体との関係、自分自身の身体との関係、そしてコネクターとしての機能を問いかける。

 世界中で作品を発表しているアナ・カーカーは愛と暴力、セクシュアリティとアニマリティ、そしてポップカルチャーが私たちの相互作業にどのように影響を与え、私たち自身の見方にどのように影響を起こすのかを問い続けてきた。

 ディー・リーは日本出身、韓国籍を持つ。少女期をニュージーランドで暮らし、写真とファッションに興味を持ったことからミラノへ留学。その後、2017年に東京に移住し、アーティストとしての活動を本格的に開始した。現在はインスタレーション作品やドローイングといった表現を主体に、身体や感情、存在の不安定さをモチーフにした作品を制作している。

 山田リサ子は1991年浅草生まれ。自分の体や女性器に対する想いやコンプレックス、性欲やセックスの好き嫌いという矛盾な葛藤をつねに感じ続け、主に油彩やパフォーマンスで表現している。

「表象への関心が高まっている世代の一人として、裸の身体はしばしばメディアにおけるある種の性的描写と密接に関係していると言っても過言ではないでしょう。

しかし、ここではあらゆるニュアンスを持ち、感情的、性的、暴力的、あるいは単に世界や他者を体験する特権的な手段であれ、あらゆるコミュニケーションの場となる。肉体は、トラウマから理想へ、自己認識から他者へ、イメージの世界から人間性へと、あらゆる可能性を開く扉となるのです(本展ステイトメントより)」。