EXHIBITIONS
梅津庸一
消えない蒙古斑
「TOKYO ART BOOK FAIR」の会期に合わせ、梅津庸一の特別ミニ個展が開かれる。
梅津は東京造形大学絵画科卒業後、フランスの画家、ラファエル・コランの代表作 《フロレアル》を自らの裸像に置き換えた 《フロレアル(わたし)》でデビュー。黒田清輝の 《智・感・情》をアップデートした、 4枚の絵画によって構成される《智・感・情・A》を発表するなど、日本における近代美術の展開とその末尾に位置する自身の関係を探求し続けている。
また、14年より美術共同体「パープルーム」 を主宰。個人としてだけでなく「パープルーム」としても全国各地の展覧会に参加している。
本展では、今夏ごろに制作を始めたという「不詳シリーズ」を展示。古今東西の様々な絵画言語の断片や思いつき、暗号をメモのように記録し作品化したシリーズについて、梅津は次のように述べている。
「『不詳シリーズ』にとって重要なことはこれが美術史にどう紐づけることができるか、これらは絵画と呼べるものなのか、またどういった形で人目に触れさせたら良いのかが正直わからないが、これ自体が『消えない蒙古斑』としか言いようのないものであるという点である。」(一部抜粋)
梅津は東京造形大学絵画科卒業後、フランスの画家、ラファエル・コランの代表作 《フロレアル》を自らの裸像に置き換えた 《フロレアル(わたし)》でデビュー。黒田清輝の 《智・感・情》をアップデートした、 4枚の絵画によって構成される《智・感・情・A》を発表するなど、日本における近代美術の展開とその末尾に位置する自身の関係を探求し続けている。
また、14年より美術共同体「パープルーム」 を主宰。個人としてだけでなく「パープルーム」としても全国各地の展覧会に参加している。
本展では、今夏ごろに制作を始めたという「不詳シリーズ」を展示。古今東西の様々な絵画言語の断片や思いつき、暗号をメモのように記録し作品化したシリーズについて、梅津は次のように述べている。
「『不詳シリーズ』にとって重要なことはこれが美術史にどう紐づけることができるか、これらは絵画と呼べるものなのか、またどういった形で人目に触れさせたら良いのかが正直わからないが、これ自体が『消えない蒙古斑』としか言いようのないものであるという点である。」(一部抜粋)