EXHIBITIONS

「怖い絵」展

2017.10.07 - 12.17

ポール・ドラローシュ 《レディ・ジェーン・グレイの処刑》 1833年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵 Paul Delaroche, The Execution of Lady Jane Grey, © The National Gallery, London. Bequeathed by the Second Lord Cheylesmore, 1902

ポール・ドラローシュ 《レディ・ジェーン・グレイの処刑》 1833年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵 Paul Delaroche, The Execution of Lady Jane Grey, © The National Gallery, London. Bequeathed by the Second Lord Cheylesmore, 1902

オーブリー・ビアズリー ワイルド『サロメ』より《踊り手の褒美》 1894年 個人蔵

ウィリアム・ホガース 『ビール街とジン横丁』より《ジン横丁》 1750-51年 郡山市立美術館蔵 © Koriyama City Museum of Art

ゲルマン・フォン・ボーン 《クレオパトラの死》 1841年 ナント美術館蔵 © RMN-Grand Palais / Gérard Blot / distributed by AMF

 「恐怖」をキーワードに、西洋美術史に登場する様々な名画の魅力を読み解く中野京子の著書『怖い絵』シリーズの刊行10周年を記念する展覧会が開催される。

 本展では、中野の特別監修のもと、『怖い絵』シリーズで取り上げた作品をはじめ、ヨーロッパ近代絵画の巨匠、ターナーやモロー、セザンヌなどの怖い作品を選出。神話、怪物、異界、現実、風景、歴史といったテーマに沿って展示する。

 また、ナショナル・ギャラリーの代表作のひとつである、縦2.5、横3mにもおよぶポール・ドラローシュの大作《レディ・ジェーン・グレイの処刑》が初来日。わずか9日間のみ王位にあった16歳の若き元女王の、最期の姿を目にする貴重な機会となる。