EXHIBITIONS
北村環×三塚新司「MOSAIC.」
tagboat(阪急MEN’S TOKYO 7階)では、アーティストの北村環と三塚新司による2人展「MOSAIC.」を開催する。
北村は1972年石川県生まれ。95年東京パース造形学院卒業。イラストレーターとして活動したのち、現在は画家として制作を行う。
北村の作品は、描く対象をデジタルで色分解し、色の網点を手描きすることで不揃いな色の集合体がぼやけた幻影のように見える仕掛けが施されている。これらの表現はメディアから流れてくる情報のみで先入観を持つ「人間の本能」への問いかけとなっており、鑑賞者へ「見ること」とは何かと語りかける。
いっぽう三塚は1974年長野県生まれ、2005年東京藝術大学卒業。22年には「第25回岡本太郎現代芸術賞」岡本敏子賞を受賞した。
三塚は、現実に存在している名画や写真の解像度を下げ、実態にモザイクをかけたように作品を表現する。薄れゆく記憶、消されゆく記録、三塚はその時代の望む情報だけがアーカイブされていると考えている。かつての画家たちが様々な背景によって点描の技法を発達させてきた美術史に対し、現代もまた「一目では伝わらない絵画」が供給されるべきではないか、との問いをもって制作している。
本展では、北村と三塚の新作を展示・販売。現代に対する2人それぞれの解釈が感じられる作品が並ぶ。
北村は1972年石川県生まれ。95年東京パース造形学院卒業。イラストレーターとして活動したのち、現在は画家として制作を行う。
北村の作品は、描く対象をデジタルで色分解し、色の網点を手描きすることで不揃いな色の集合体がぼやけた幻影のように見える仕掛けが施されている。これらの表現はメディアから流れてくる情報のみで先入観を持つ「人間の本能」への問いかけとなっており、鑑賞者へ「見ること」とは何かと語りかける。
いっぽう三塚は1974年長野県生まれ、2005年東京藝術大学卒業。22年には「第25回岡本太郎現代芸術賞」岡本敏子賞を受賞した。
三塚は、現実に存在している名画や写真の解像度を下げ、実態にモザイクをかけたように作品を表現する。薄れゆく記憶、消されゆく記録、三塚はその時代の望む情報だけがアーカイブされていると考えている。かつての画家たちが様々な背景によって点描の技法を発達させてきた美術史に対し、現代もまた「一目では伝わらない絵画」が供給されるべきではないか、との問いをもって制作している。
本展では、北村と三塚の新作を展示・販売。現代に対する2人それぞれの解釈が感じられる作品が並ぶ。

