EXHIBITIONS
Water Balance
Genki Nishikawa Photo Exhibition with Sakas PR.
フォトグラファー・西川元基の初個展「Water Balance」が、下北沢のreload内「GREAT BOOKS」で開催される。
西川は1991年生まれ。2011年に渡英し、帰国後は田島一成に師事。ファッション誌を中心に広告、テレビCMなどでも活動している。また、ファッションフィルムのディレクションも手がける。2020年よりMILDに参加。
西川は本展に向け、物質として抽象性をはらむ「水」を最初のモチーフとして撮り始めた。水について、飲料水や雨など身近に存在し、時に、あらゆる生命と関わる何よりもかけがえのないものであり、時に、その強烈な力によって忌み嫌われるものでもあると、西川は話す。本展で発表されるのは「水は、いろいろな感情を持った、ひとつの物としての性質がある」という考えを、慣例に従わない様々なアプローチから具現化した作品群だ。
「水」を別の視点から見ると、状況に応じて大きく変質することから、物質自体も拡張性と多様性を持つ存在だと言い換えられる。西川は今作においてコンテキストの異なる複数の「水」のモチーフを、フィルムとデジタルの境目を越え、様々な技法によって1枚の写真のなかで共存させている。写真そのもの、あるいは、写真表現が拡張していくこと、そして、写真黎明期より現代に向かって進化と拡がりを見せてきた写真表現を再確認、再発見する「ラボ」のような写真の集合体が、本展の根幹にある。
また今回の展示では、西川自身がそのキャリアのなかでワーク上の軸としてきたファッション写真が、「水」をモチーフとした作品群としなやかにクロスオーバーしていることも確認できる。
会場では、西川が撮影を手がけた、Sakas PRのシーズンズビジュアルを収録して手製本されたZINEの展示、および同ZINEを再構築した冊子のローンチも行う。なお本展は、東京ファッションウィーク2022A/Wの関連イベントとして開催される。
西川は1991年生まれ。2011年に渡英し、帰国後は田島一成に師事。ファッション誌を中心に広告、テレビCMなどでも活動している。また、ファッションフィルムのディレクションも手がける。2020年よりMILDに参加。
西川は本展に向け、物質として抽象性をはらむ「水」を最初のモチーフとして撮り始めた。水について、飲料水や雨など身近に存在し、時に、あらゆる生命と関わる何よりもかけがえのないものであり、時に、その強烈な力によって忌み嫌われるものでもあると、西川は話す。本展で発表されるのは「水は、いろいろな感情を持った、ひとつの物としての性質がある」という考えを、慣例に従わない様々なアプローチから具現化した作品群だ。
「水」を別の視点から見ると、状況に応じて大きく変質することから、物質自体も拡張性と多様性を持つ存在だと言い換えられる。西川は今作においてコンテキストの異なる複数の「水」のモチーフを、フィルムとデジタルの境目を越え、様々な技法によって1枚の写真のなかで共存させている。写真そのもの、あるいは、写真表現が拡張していくこと、そして、写真黎明期より現代に向かって進化と拡がりを見せてきた写真表現を再確認、再発見する「ラボ」のような写真の集合体が、本展の根幹にある。
また今回の展示では、西川自身がそのキャリアのなかでワーク上の軸としてきたファッション写真が、「水」をモチーフとした作品群としなやかにクロスオーバーしていることも確認できる。
会場では、西川が撮影を手がけた、Sakas PRのシーズンズビジュアルを収録して手製本されたZINEの展示、および同ZINEを再構築した冊子のローンチも行う。なお本展は、東京ファッションウィーク2022A/Wの関連イベントとして開催される。






