EXHIBITIONS

okokume Solo exhibition「Utopia」

okokume Déjame mostrarte(meaning Let me show you) 2022

 スペインの作家・okokumeによる個展「Utopia」が銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMで開催される。

 okokumeは1985年スペイン・バルセロナ生まれ。ローラ・マス・エルナンデスとしても活動。エスコラ・デ・ラ・ロッチャ・アート&デザイン(バルセロナ)を卒業し、香港、東京、台北、ソウル、ロサンゼルス、ベルリンなど、世界各地のギャラリーやアートフェアで作品を展示してきた。2018年にはK11香港で個展を開催し、直近ではArt Central 2021で作品が紹介された。

 okokumeは、象徴的なキャラクター「コズミック・ガール」の作品で知られている。ターコイズブルーの肌を持つピンクの髪の精霊「コズミック・ガール」は、環境を守ることの大切さを訴える宇宙の使者で、宇宙を旅して、困っている惑星をもとの姿に戻す。

 okokumeの絵画スタイルはローブローアートに触発されており、日本のマンガ、アメリカのカートゥーン、ストリートカルチャーの影響を反映している。画面に満ちる、陽気でカラフルな色調は、鑑賞者を精霊のコズミック・ガールやその仲間たちの世界へと誘い、キャラクターたちが信じるポジティブなメッセージを伝えている。

「Utopia」と題した本展では、「完璧な世界は実現できるのか」という問いかけのもと制作された、okokumeのキャンバス作品とブロンズ作品を展示する。