EXHIBITIONS
⾦在寛「Post Relationship」
現代美術 ⾋居では、韓国において幾何学的抽象画の第⼀⼈者として知られる⾦在寛(キム・ジェグワン)の個展「Post Relationship」を開催する。
⾦は1947年韓国清州⽣まれ。67年に作家として活動を開始して以来、グリッドにより構成された幾何学的抽象作品を⼿がけてきた。幾何学的図形とその原理を基礎とする純粋な抽象画、感性よりも理性を基盤として⽬に⾒える⾃然な形状よりその下にある根源的な原理を探求し、それを造形化しようとしている。平⾯作品のほか、⾦属やアクリルを⽤いた⽴体作品など様々な素材でのアプローチを試みている。
⾦の作品の特徴として共通して見られるのは、幾何学的な線と⾊彩の関係性だ。関係とは単独で成り⽴つことはなく、つねに対象の存在が必要になるため、それは「間」の構造を帯びる。線と線の間、⾯と⾯の間というように、⾦の作品は構造的に⾒る時、「間」の派⽣物だと言える。東洋的に⾒れば、空と⼤地の間に⼈がいるという「天地⼈」の関係を暗⽰しており、韓国の⽂字・ハングルがこの世界観のもとでつくられたという歴史とも重なる。
現代美術 ⾋居での初個展となる本展では、作家が関係性を探求するなかで2019〜21年にかけて制作した、韓紙を使⽤した平⾯作品計11点を展⽰。今回展⽰される韓紙を素材とした作品は、淡い⾊彩と垂直線、⽔平線を組み合わせ、またはそれらのグリッドに沿うような特殊な形状のキャンバスにより、平⾯でありながら深い奥⾏きのある構成を実現している。
⾦は1947年韓国清州⽣まれ。67年に作家として活動を開始して以来、グリッドにより構成された幾何学的抽象作品を⼿がけてきた。幾何学的図形とその原理を基礎とする純粋な抽象画、感性よりも理性を基盤として⽬に⾒える⾃然な形状よりその下にある根源的な原理を探求し、それを造形化しようとしている。平⾯作品のほか、⾦属やアクリルを⽤いた⽴体作品など様々な素材でのアプローチを試みている。
⾦の作品の特徴として共通して見られるのは、幾何学的な線と⾊彩の関係性だ。関係とは単独で成り⽴つことはなく、つねに対象の存在が必要になるため、それは「間」の構造を帯びる。線と線の間、⾯と⾯の間というように、⾦の作品は構造的に⾒る時、「間」の派⽣物だと言える。東洋的に⾒れば、空と⼤地の間に⼈がいるという「天地⼈」の関係を暗⽰しており、韓国の⽂字・ハングルがこの世界観のもとでつくられたという歴史とも重なる。
現代美術 ⾋居での初個展となる本展では、作家が関係性を探求するなかで2019〜21年にかけて制作した、韓紙を使⽤した平⾯作品計11点を展⽰。今回展⽰される韓紙を素材とした作品は、淡い⾊彩と垂直線、⽔平線を組み合わせ、またはそれらのグリッドに沿うような特殊な形状のキャンバスにより、平⾯でありながら深い奥⾏きのある構成を実現している。




