EXHIBITIONS
SHINES企画展
魏子涵写真展「情動の匂い」
キヤノンマーケティングジャパン株式会社が開催している写真家オーディション「SHINES(シャインズ)」。その第2回入選者である魏子涵(ギ・シカン)の写真展「情動の匂い」が開催されている。3月29日まで。
魏は1994年中国山東省生まれ。武蔵野美術大学大学院写真コースを修了。現在は東京藝術大学先端芸術表現科に在学している。作品は主に、五感で体験できる写真を基軸に、関係性について多様な写真表現方法を探求。国内外のギャラリー、美術館で発表を続けている。
本展では、すべて動物に関する作品を発表。作家は「昔から動物というものは毛皮の感触だと思っていたが、動物は匂いであると気づいた」と語る。感覚の代表的なものは匂いであり、人間は動物を見るというより、自分の主観的想像「憶断」を見ている、という作家独自の五感体験の視点でとらえた動物の作品約45点が展示されている。なお、作品はすべてキヤノンのプリンター「imagePROGRAF」でプリントされたものだ。
また本展と連動した写真集『The Taste of Emotion』(bookshop M)を発売中。作家は以下のメッセージを寄せている。
「私が動物を見ているとき、
その視線は動物の体を移動して回り、
見られる要素を全て見つけようとして、
可愛い、怖い、と無意識に口に出してしまう。
私は動物を見ると、
様々な事物を感じ取って、
記憶の中の同じような事物を探し求め、
ふわふわのヤギと、はじめて食べたマシュマロを置き換えてしまう。
私の目で一行ずつスキャンした動物の情報をトランスコードして、
私の脳内に蓄積してからそれを放出するという行為が、
私の感情の欲求を満たすための特別なプロセスになった(魏子涵)」。
魏は1994年中国山東省生まれ。武蔵野美術大学大学院写真コースを修了。現在は東京藝術大学先端芸術表現科に在学している。作品は主に、五感で体験できる写真を基軸に、関係性について多様な写真表現方法を探求。国内外のギャラリー、美術館で発表を続けている。
本展では、すべて動物に関する作品を発表。作家は「昔から動物というものは毛皮の感触だと思っていたが、動物は匂いであると気づいた」と語る。感覚の代表的なものは匂いであり、人間は動物を見るというより、自分の主観的想像「憶断」を見ている、という作家独自の五感体験の視点でとらえた動物の作品約45点が展示されている。なお、作品はすべてキヤノンのプリンター「imagePROGRAF」でプリントされたものだ。
また本展と連動した写真集『The Taste of Emotion』(bookshop M)を発売中。作家は以下のメッセージを寄せている。
「私が動物を見ているとき、
その視線は動物の体を移動して回り、
見られる要素を全て見つけようとして、
可愛い、怖い、と無意識に口に出してしまう。
私は動物を見ると、
様々な事物を感じ取って、
記憶の中の同じような事物を探し求め、
ふわふわのヤギと、はじめて食べたマシュマロを置き換えてしまう。
私の目で一行ずつスキャンした動物の情報をトランスコードして、
私の脳内に蓄積してからそれを放出するという行為が、
私の感情の欲求を満たすための特別なプロセスになった(魏子涵)」。





