EXHIBITIONS
前谷開「Scape」
FINCH ARTSでは、アーティスト・前谷開の個展「Scape」を開催する。
前谷は1988年愛媛県生まれ。2013年京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)大学院芸術研究科表現専攻を修了し、現在は滋賀県を拠点としている。自身の行為を変換し、確認するための方法として主に写真を使った作品制作を行う。
また前谷は18年より記録にまつわる作業集団「ARCHIVES PAY」に加入。19年からは、共同アトリエ「山中suplex」に参加している。主な展覧会に、「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館、東京、2019)、「類比の鏡/The Analogical Mirrors」(山中suplex、滋賀、2020)などがある。
本展は、前谷がこれまでに行ってきたセルフポートレイトの手法と、風景に相対する際の身体感覚を接続し、近年取り組んでいる「Scape」シリーズによって構成される。
前谷がレジデンスに参加して訪れた、日本海沿岸部から見た海の風景から発想し、制作を始めたという「Scape」はフィルムで撮影された写真を、撮影に使用したカメラを映写機の代わりとして用いて、風景のイメージを身体に投影するという、風景をとらえる際の視覚体験を逆転させる方法で映像作品を制作。カメラを扱う際に発生する被写体との主客の関係を再構成し、風景と私たちの身体の関係における新たな視点、見ることの可能性を提示することを試みる。
前谷は1988年愛媛県生まれ。2013年京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)大学院芸術研究科表現専攻を修了し、現在は滋賀県を拠点としている。自身の行為を変換し、確認するための方法として主に写真を使った作品制作を行う。
また前谷は18年より記録にまつわる作業集団「ARCHIVES PAY」に加入。19年からは、共同アトリエ「山中suplex」に参加している。主な展覧会に、「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館、東京、2019)、「類比の鏡/The Analogical Mirrors」(山中suplex、滋賀、2020)などがある。
本展は、前谷がこれまでに行ってきたセルフポートレイトの手法と、風景に相対する際の身体感覚を接続し、近年取り組んでいる「Scape」シリーズによって構成される。
前谷がレジデンスに参加して訪れた、日本海沿岸部から見た海の風景から発想し、制作を始めたという「Scape」はフィルムで撮影された写真を、撮影に使用したカメラを映写機の代わりとして用いて、風景のイメージを身体に投影するという、風景をとらえる際の視覚体験を逆転させる方法で映像作品を制作。カメラを扱う際に発生する被写体との主客の関係を再構成し、風景と私たちの身体の関係における新たな視点、見ることの可能性を提示することを試みる。

