Reina「Mythology」

　JPSギャラリー東京では、新進気鋭のアーティスト・Reinaの個展「Mythology」を開催する。会期は2月26日～3月11日。

　Reinaは富⼭県出⾝。2011〜13年まで富⼭⼤学に在籍し、造形芸術学科と⼤学院芸術⽂化研究科で学位を取得。これまで浜崎健立現代美術館（⼤阪）、ふるさと美術館（富⼭）、つくば美術館（茨城県）、アートコンプレックスセンター（東京）、O美術館（東京）など、全国の美術館や施設で作品を展示してきた。

　 Reinaは神話や⺠話に興味を持ちは、世界中の物語や寓話からインスピレーションを得ている。例えば「Dreamtime」と「Brand new day」シリーズでは、アボリジニやシベリアの⺠話を再演し、現代の⾃然に対する暴⼒的な態度を批判するとともに、⼈間と環境の相互関係を強調している。

　JPSギャラリーでの初個展となる本展では、神話や昔話、⾃然現象への愛情を込めた新作シリーズを発表する。今回の新しいシリーズは、よく知られた神話や昔話の再解釈を組み合わせ、⼈類が直⾯している問題に取り組む。

　神話や昔話に出てくるモチーフ、現代的なモチーフを使うことで、Reinaは、⼈類と⾃然の関係を再構築し、無尽蔵の⾃然の豊かさを観客に再認識してもらいたいと考えている。また、いまこそ改めて、⼈という存在に向き合い、⾃然との関係に向き合うために、⼈類がかつて持っていた智慧を掘り起こすことができたらとしている。