EXHIBITIONS

monogs「layer #1 64.4216364,-21.9425002」

2022.02.15 - 02.27

monogs「layer #1 64.4216364,-21.9425002」より

 EUREKAでは、美術家・monogsによる個展「layer #1 64.4216364,-21.9425002」を開催している。2月27日まで。

 monogs(調原作)は1978年福岡県生まれ。96年九州造形短期大学美術科油絵専攻修了。福岡を中心に、展覧会や芸術祭などで作品を発表している。

 本展では、monogsによる「layer」シリーズを展開する。映像、光、音、ドローイングを用いて表現したインスタレーション作品「layer」から聴こえる音は、サウンドプロジェクト「HARDCORE AMBIENCE」のNyantoraとduennとの共作。本展の最終日には「HARDCORE AMBIENCE」によるライブイベントも予定している。

 本展について、monogsは次のように述べている。

「『心象風景の可視化』をテーマとする本展では、コラボレーターとして東京・福岡を拠点に活動するサウンドプロジェクトHARDCORE AMBIENCE(ナカコー、ダエン)を迎えました。

本作品では、心象風景へのアクセスの為のインターフェースとして『窓』を用い、人生の起点となる風景が転写されたフィルムに明滅する光をあてることで可視化を試みており、また、風景の中の境界に線を直接ドローイングする事でデジタルとフィジカルを共存させ、仮想現実を表現し、社会と個人の関係性を考え直す装置として機能させる試みを行いました。

境界のドローイングは、音の波形に繋がるイメージをもち、周波数を振動に変換するデバイスへと繋がり、そこからHARDCORE AMBIENCE のアンビエントがフェードインフェードアウトを繰り返しながら絶えず出力され、彼らのイメージする現実と非現実が曖昧な、ここではないどこかへ接続するかのように響いていくでしょう(monogs)」。