EXHIBITIONS
ANONYMA vol.3 2022 奈良
「絵画の庭」原田要
「ANONYMAT 奈良」は、主に奈良を活動拠点に制作を続ける実力派の美術家を紹介する企画展シリーズ。大和盆地、紀伊半島に生きる人や出来事を発掘・開拓し、土地に根ざした文化や芸術を取り上げた展覧会を開催する。
シリーズ第3弾「ANONYMA vol.3 2022 奈良」も、Gallery OUT of PLACEが奈良蔦屋書店と共同で企画。今回は絵画と立体の同一(背反)性をテーマに、ダイナミックな作品を手がけてきたアーティストの原田要を迎える。
原田は1961年大阪府生まれ。88年に大阪教育大学大学院を修了し、現在は奈良市に在住。毎年各地で精力的に個展を開催、グループ展にも多く参加・出展し、作品は和歌山県立近代美術館や兵庫県立美術館のパブリック・コレクションに収蔵されている。
本展では、原田の近年の代表作を「絵画の庭」のタイトルのもとで展示する。作家は「『絵画の庭-横臥花』について」、次のステイトメントを出している。
「私は長らく、『絵画の庭』というタイトルで、木材に色彩を施した立体作品を制作してきました。立体作品でありながら、絵画作品である、として作り続けています。その絵画とは、既成のタブロー表面を離れ、色彩=色材が華麗に繰り広げられるに足る表面を如何に形作るかというものです。その姿を求めるうちに、木を彫り進み、その表面に色彩を繰り広げることで、自分なりの絵画の姿を求めて続けています。
今回メインとなる『絵画の庭―横臥花(オウガカ)』は、横向きに花が広がったような形態をしており、長さは約2,7メートルです。中は空洞であり、内側全面が彩られています。逆に外側は白色に塗られていますが、これは色彩面が絵画を担い、白色の側がその裏側であり、いわばキャンバスの裏側のようなものと考えています。
知の好奇心で満ち溢れた蔦屋書店の空間において、奥底から噴出した色彩が、見る人の視線を引き込んで離さない、そんな様子になることを楽しみにしています(原田要)」。
シリーズ第3弾「ANONYMA vol.3 2022 奈良」も、Gallery OUT of PLACEが奈良蔦屋書店と共同で企画。今回は絵画と立体の同一(背反)性をテーマに、ダイナミックな作品を手がけてきたアーティストの原田要を迎える。
原田は1961年大阪府生まれ。88年に大阪教育大学大学院を修了し、現在は奈良市に在住。毎年各地で精力的に個展を開催、グループ展にも多く参加・出展し、作品は和歌山県立近代美術館や兵庫県立美術館のパブリック・コレクションに収蔵されている。
本展では、原田の近年の代表作を「絵画の庭」のタイトルのもとで展示する。作家は「『絵画の庭-横臥花』について」、次のステイトメントを出している。
「私は長らく、『絵画の庭』というタイトルで、木材に色彩を施した立体作品を制作してきました。立体作品でありながら、絵画作品である、として作り続けています。その絵画とは、既成のタブロー表面を離れ、色彩=色材が華麗に繰り広げられるに足る表面を如何に形作るかというものです。その姿を求めるうちに、木を彫り進み、その表面に色彩を繰り広げることで、自分なりの絵画の姿を求めて続けています。
今回メインとなる『絵画の庭―横臥花(オウガカ)』は、横向きに花が広がったような形態をしており、長さは約2,7メートルです。中は空洞であり、内側全面が彩られています。逆に外側は白色に塗られていますが、これは色彩面が絵画を担い、白色の側がその裏側であり、いわばキャンバスの裏側のようなものと考えています。
知の好奇心で満ち溢れた蔦屋書店の空間において、奥底から噴出した色彩が、見る人の視線を引き込んで離さない、そんな様子になることを楽しみにしています(原田要)」。



