EXHIBITIONS

スイス プチ・パレ美術館展

2022.02.11 - 03.27

オーギュスト・ルノワール 詩人アリス・ヴァリエール=メルツバッハの肖像 1913
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

モイズ・キスリング サン=トロペのシエスタ 1916
スイス プチ・パレ美術館蔵 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE

 郡山市立美術館で展覧会「スイス プチ・パレ美術館展」が開催。現在、休館中のプチ・パレ美術館(スイス・ジュネーブ)のコレクションが来日する。

 プチ・パレ美術館は、1880〜1930年代、印象派の台頭からポスト印象派、新印象派、フォーヴィスム、キュビスム、そしてエコール・ド・パリまで、パリの地で制作された作品を中心としたコレクションで知られている。

 創設者のオスカー・ゲーズ(1905〜1998)は美術館のモットーを「平和に奉仕する芸術」とし、優れた作品が多くの国々の間に平和と友好をもたらすという考えのもとに、1968年の開館以来、国外の大規模な展覧会に出品協力してきた。またゲーズは、現在も広く名の知られる大家だけでなく同時期に活躍した周辺の作家も収集対象とした。

 本展では、オーギュスト・ルノワールから始まり、ギュスターヴ・カイユボット、モーリス・ドニ、モーリス・ド・ヴラマンク、藤田嗣治、モイズ・キスリングらの作品65点が集う。芸術の都としてもっとも隆盛を誇った時期のパリ、その美術の様相を、奥行きをもって感じ取れる展覧会。