EXHIBITIONS

NEW ORDER 2022

GALLERY SOAP
2022.01.29 - 02.19

キービジュアル

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

 GALLERY SOAPは、北九州に関係のあるアーティストのグループ展「NEW ORDER 2022」を開催する。参加作家は、小宮万依、古郷卓司(*candy factory)、lee(asano+ryuhei)、HOTEL ASIA(佐々木玄+宮川敬一)、三津木晶の5組。

 小宮万依は1997年下関生まれ、同地在住。2019年に九州産業大学造形短期大学部を卒業し、2019・21年の「アートフェア アジア福岡」、GALLERY SOAPでの「NEW ORDER 2020展」などに出品。学生時代より日常の生活のなかから素材(ビーズ、鏡、塩化ビニール、フプラスティックの日用品、吸い殻、パッケージなど)を探し出し、平面、立体作品を制作している。近年は、鏡やシルバーの塩ビフィルムなど反射する支持体に描かれたカラフルでユニークな平面作品も発表。2021年のアートフェアアジア福岡での出品作は高く評価され、今後の活躍が期待される若手アーティストのひとりだ。

 古郷卓司(*candy factory projects)は福岡在住。コラボレーションのためのプラットフォーム「*Candy Factory Projects」を1998年から主催、世界各地のインスティチューションを拠点にマルチ・ヴィデオ・プロジェクションやサウンド・インスタレーション、スクリーニング・イベントなどを併せた展覧会を開催してきた。また出版物の発行、オンライン・プロジェクトなど様々な形態で制作、発表している。

 lee(asano+ryuhei)は北九州在住。ドローイング的な技法で、様々な画材/素材を組み合わせ、多種多様な作品を制作している。ライブペインティングや壁画なども制作するアーティスト。バンコク、福岡、京都、東京など各地のアートスペース、ギャラリーなどで個展開催、グループ展で作品を発表している。2019年には、東京・半蔵門にあるアートスペースANAGRAがキュレーションした、NIKE KICKS LOUNGE OMOTESANDOにて行われている企画「NIKE BY YOU」に今後期待される12人のアーティストのひとりとしてセレクションされた。また、音楽シーンでもその名は広く知られており、サンプリング/サウンドコラージュの分野では海外からも注目されている。

 HOTEL ASIA(佐々木玄+宮川敬一)は2011年に結成。これまでに、アジア各地のアーティストや研究者たちとのコラボレーションによる作品制作、展覧会、上映会などを、中国、タイ、インドネシア、オーストリア、チェコ共和国など国内外で企画している。2021年には、ジャグジャカルタ、プラハ、熊本で「The Happiest Place on Earth / HOTEL ASIA PROJECT」を開催。これまで国内外の展覧会に多数参加している。

 三津木晶(北九州在住)は北九州在住のアーティスト。2009年に福岡教育大学初等教育美術専修を卒業後、主に油彩による絵画作品を制作してきた。テーブルクロスやソファ、食器など、身近な日常的風景からモチーフを選び出し、塗られたマテリアルを溶かしたり、削ったりしながらレイヤーを浮かび上がらせる技法で、繊細で斬新な風景を描いている。近年では、段ボール、ビニール袋など日用品を用いた立体作品、レリーフ作品も制作。2019年にはインドネシアのジョグジャカルタでのアーティストインレジデンスに参加し、国内外のアートフェアーにも積極的に参加している。