小田原三の丸ホール開館記念 コネクションズ −さまざまな交差展–

　2021年9月に開館した小田原市民ホール（愛称：小田原三の丸ホール）は、小田原市民会館の歴史を受け継ぐ、新たな文化・芸術拠点。その開館を記念した展覧会「コネクションズ −さまざまな交差展–」が開催される。本展キュレーターは中野仁詞。

　街道沿いに位置する小田原は、古来、東西の文化が行き交う場だった。小田原三の丸ホールにおいても、人が集い、交流し、多様な文化芸術に触れ合う文化の交差点としての役割が期待されている。

　開館記念展には、三沢厚彦、浅田政志、志村信裕、八木良太の4名が参加。小田原にアトリエを構える三沢の彫刻を中心に、浅田の写真、志村による映像、そして八木が手がけるインスタレーションなど、多彩な芸術表現が小田原の地で交差する。

　会期中には小田原三の丸ホールにて、出展作家、本展キュレーターらが参加するパフォーマンスやトークも実施。また連携イベントとして、小田原市中心市街地を会場に、「小田原城町芸術祭2022－beyond distances－」も行われる（3月4～6日、11〜13日、18〜21日）。

　豊かな自然や長く受け継がれてきた伝統に彩られた小田原市。ここに新しく建つ小田原三の丸ホールで、交差し、関係し合うことから生まれる新しい表現を発信する。