EXHIBITIONS

⼤⽵寛⼦ 新作展⽰「Invisible Things」

⼤⽵寛⼦ Butterfly Effect 2021

 国際的に活躍する現代日本画家・大竹寛子の新作個展「Invisible Things」が、銀座 蔦屋書店 アートウォール・ギャラリーで開催される。会期は1月8日~1月28日。

 大竹は2011年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程日本画研究領域修了。14年に東京藝術大学エメラルド賞を受賞し、19年にはバチカン市国に作品《Psyche》を寄贈。日本画の伝統的な技法をもとに、箔や岩絵具を用いて新たな表現を展開し、国内での個展のほか、パリやニューヨークでの展覧会にも参加してきた。また大竹は、ファッション界やジュエリーのグランメゾン、北欧家具ブランド、食品といった幅広いジャンルとコラボレーションするなど、これらの制作を通して生活をより豊かにするその活動が注目されている。

 大竹は、蝶や花など伝統的な日本画のよりどころのひとつであるテーマを、現代の文脈と感覚で描いてきた。「Invisible Things」と題した本展では、彩り豊かに自然の生命の動きをとらえた見応えのある大型作品から、室内を彩るに相応しい20センチメートル四方の小型作品まで、様々な大きさの作品が展示される。

 作品の販売については、銀座 蔦屋書店店頭およびアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて行う。