EXHIBITIONS
樋口明宏 個展「Margaret–少女マンガ彫刻」
MA2 Galleryで、アーティスト・樋口明宏の個展「Margaret–少女マンガ彫刻」が開催される。
樋口は1969年東京都生まれ。95年東京造形大学造形学部美術学科卒業、97年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。その後、国立シュトゥットゥガルト美術大学で学び、これまで、スコープを使って昆虫標本に繊細な模様を描くシリーズや、仏像と自由の女神の頭部を一体化した木彫作品などを手がけてきた。
本展で発表するのは「少女マンガ彫刻」。作家は次のコメントを出している。
「仏像のような存在はもっと自由にその人の好みの容姿、形式でいいのだと私は思う。少女マンガ彫刻はそんな仏像のようなイメージで作られている。
私は50歳を過ぎましたが想像より子供の頃、学生の頃の記憶は鮮明で時間が経ったとはそれほど感じない。ただ鏡を見て時間が経ったと思う。
気持ちや心、意識ではなく器、道具としての身体の衰え、変化によって時間が流れた、変わったのだと私は実感する。つまり中身はあまり変わっていないと思っている。死の実感や新しい気付きによる好みの変化も勿論あるが他人が考えるより本人の意識はそう変わらないのだと感じる。
私は子供の頃大好きだった昆虫やヒーローのオモチャを使った作品を作った。それは無意識に。
ここで私は大人の女性が少女の頃に恋い焦れた漫画の中の人物のような彫刻(存在)を作りたいと思っている(樋口明宏)」。
樋口は1969年東京都生まれ。95年東京造形大学造形学部美術学科卒業、97年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。その後、国立シュトゥットゥガルト美術大学で学び、これまで、スコープを使って昆虫標本に繊細な模様を描くシリーズや、仏像と自由の女神の頭部を一体化した木彫作品などを手がけてきた。
本展で発表するのは「少女マンガ彫刻」。作家は次のコメントを出している。
「仏像のような存在はもっと自由にその人の好みの容姿、形式でいいのだと私は思う。少女マンガ彫刻はそんな仏像のようなイメージで作られている。
私は50歳を過ぎましたが想像より子供の頃、学生の頃の記憶は鮮明で時間が経ったとはそれほど感じない。ただ鏡を見て時間が経ったと思う。
気持ちや心、意識ではなく器、道具としての身体の衰え、変化によって時間が流れた、変わったのだと私は実感する。つまり中身はあまり変わっていないと思っている。死の実感や新しい気付きによる好みの変化も勿論あるが他人が考えるより本人の意識はそう変わらないのだと感じる。
私は子供の頃大好きだった昆虫やヒーローのオモチャを使った作品を作った。それは無意識に。
ここで私は大人の女性が少女の頃に恋い焦れた漫画の中の人物のような彫刻(存在)を作りたいと思っている(樋口明宏)」。